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卒業式等で歌った「師の恩」の歌詞

 昔,卒業式等で歌った「師の恩」の歌詞が知りたい

 「大正から昭和初期にかけて,卒業式等で歌っていた歌の歌詞の全文が知りたい」という質問がありました。
 歌詞は,「ふみよむことをさずけられ,ものかくことをさずけます」で始まること,タイトルは,確かではないが「師の恩」だったと記憶しているということでした。
 昔の学校で歌われていた唱歌について調査したところ,全国的に有名な唱歌が多く掲載された資料の中には,該当するものは見付かりませんでしたが,戦前,広島県教育会が編纂した『祝祭式日唱歌 唱歌学習帖』に,「文読む業(わざ)を 教へられ、もの書くことを 授けます、」で始まる「師の恩」という歌の歌詞と楽譜が掲載されていました。
 この資料を利用者の方に紹介したところ,探されていた歌であったということでした。
 なお,この事例には,後日談があります。
 別の方の質問により,「卒業式の歌」というタイトルの歌を探していた時のことです。同じタイトルで別の歌詞の歌があり,調査は難航しましたが,国立国会図書館サーチで,「卒業式の歌」をキーワードに検索したところ,当館の郷土資料である『むかしの帝釈 第2集 明治・大正のころの話』がヒットしました。目次に,「「卒業式の歌」と「恩師」について」とあり,「卒業式の歌」は探していた歌と同じものでした。そして,「恩師」は,掲載されている歌詞から「師の恩」であることが分かりました。
 今回の事例では,郷土資料に掲載された情報の貴重さを改めて感じました。


 国立国会図書館レファレンス協同データベースでも紹介しています。
 http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000196775