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宇品にあった凱旋門の写真

 戦前,広島市の宇品にあった凱旋門の写真か絵葉書が見たいという質問がありました。
 『広島県史』を調べたところ,索引に「凱旋門」はありませんでしたが,年表の1895(明治28)年7月10日に,「宇品町御幸通りに仮凱旋門竣工。」と書かれていました。
 出典である『広島臨戦地日誌』は,日清戦争当時の広島県の軍事行政事務の記録です。7月10日の記録に,帰還兵を迎えるために中国地方の有志により仮凱旋門が建設されたことと写真が掲載されていました。
 『日清戦争と広島城:企画展』や『加害基地宇品:新しいヒロシマ学習』にも,同じ仮凱旋門の写真が掲載されていました。
 ところが,『絵葉書の中の広島:閉じ込められた街の面影』に掲載されていた「宇品凱旋門」の絵葉書には,広島市が設けたとする別の凱旋門が写っており,発行年代は大正後期から昭和初期とされています。この資料の説明によると,戦争の度に各町・団体で凱旋門を作っていたとのことでした。


 今回御紹介したレファレンス事例は,国立国会図書館レファレンス協同データベースで詳しく紹介しています。
 http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000217015