平成28年6月24日号(テーマ:童謡)

 7月1日は「童謡の日」です。童話や童謡を扱った雑誌「赤い鳥」が,1918年の同日に広島市出身の鈴木三重吉により創刊されたことにちなんでいます。今回は,「童謡」にまつわる本を紹介します。

『マザーグースのミステリー』藤野紀男/著 ミネルヴァ書房 2009 【931/109フ】
 英語圏の人々に,古くから親しまれてきた「マザーグース」。歌から分かる当時の生活習慣や文化,歌にまつわる「ミステリー」を丁寧に解説しています。

『心にしみる教科書の歌』川崎洋/著 いそっぷ社 2003 【767.7/103カ】
 1949年以降の小中学校の音楽の教科書に掲載された歌を,著者のエッセーと共に紹介しています。懐かしの一曲を見つけて,口ずさんでみてください。

『わらべうた手合わせ遊び子守うた』細田淳子/編著 たごもりのりこ/絵 鈴木出版 2009 【767.7/109ホ】
 「ずいずいずっころばし」や「みかんの花咲く丘」など,代表的なわらべうたや手合わせ遊びの歌をイラスト入りで紹介。初めての人にも分かるよう楽譜も掲載されています。

『Japnese Nursery Rhymes』ダニエル・ライト/著 ヘレン・アクラマン/絵 チャールズ・イー・タトル出版 2012 【L767.7/112ラ】
 「あめふり」「かもめの水兵さん」などの英語訳と,日本語とローマ字の歌詞がきれいな絵と共に紹介されています。付属CDで,日本語と英語の歌を聴くことができます。

『まど・みちお人生処方詩集』まどみちお/詩と絵 市河紀子/選詩 平凡社 2012 【911.56/112マ】
 周南市出身で「ぞうさん」など多くの童謡を残した詩人まど・みちお。「笑いたかったら」「ねむれない夜に」などの章立てで,その時の気分に合わせて読むことができる詩集です。

『10代をよりよく生きる読書案内 詩歌編』こやま峰子/編著 東京書籍 2011 【019.5/108コ/3】 
 口ずさむ歌や詩の中に,言い表せない感情が表現されていると,ふと気づくときがあります。この本をきっかけに一つでも多くの歌や詩を知ることをお勧めします。