貴重資料コレクション 郷土作家の自筆原稿

郷土作家の自筆原稿

館長挨拶

自筆原稿のインターネット公開に当たって

 広島県立図書館は,かねて,その所蔵する貴重資料のデジタル化を検討してきましたが,この度,そのうち特に重要なもののデジタル化を先行して行い,インターネット上に公開することとしました。
 当館は,広島県にゆかりのある作家・評論家の自筆原稿を,点数は少ないながら,図書館資料の一つとして保存しています。これらは,遅くとも昭和53年2月までに,御本人や御遺族の御好意により寄贈されたものです。
 「原稿はその作家のヘソの緒とつながっている」,「原稿用紙の文字の運び,動きが作家それぞれの息づかいなのだ」とは,日本近代文学館の設立に尽くした保昌正夫さんの言葉です。自筆原稿は,研究上,重要な資料であるといえましょう。
 これらを,将来的にも良好な保存状態で伝えていくとともに,一人でも多くの方に御覧いただくこと,換言すれば,こうした貴重資料の「利用」と「保存」を両立させようというのが,今回のデジタル化の目的なのです。
 当館が所蔵する自筆原稿をインターネット上で公開することは,執筆者の御遺族や関係者の皆様の御理解と御協力なくしては成し遂げられませんでした。改めて厚くお礼を申し上げます。
 また,広島大学名誉教授の岩崎文人さんには,各々の作家・評論家の評伝を執筆していただいたほか,様々な御助言を頂きました。ここに記して,深く敬意と感謝の意を表します。

平成24年3月21日

広島県立図書館長  内 田 健 二

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