職員からのお薦め本(3月31日)
職員からのお薦め本○タイトル:『失われたドーナツの穴を求めて』
○著 者:柴垣亮介/編 奥田太郎/編 ○出 版 者:さいはて社 2017(平成29)年 ○内 容: 数学から哲学まで,様々な分野の専門家たちが,「ドーナツ学(doughnutology)」に挑んだ1冊。 ドーナツ学とは,本書の編集者である哲学者の奥田太郎が,ドーナツを学術的に探究する領域を指して名付けたものです。主にドーナツとその穴について議論されており,「ドーナツの穴はいつからあるのか」「数学的に定義できるか」そもそも「穴は存在するのか」といった様々な視点から研究されています。 中でも興味深い「ドーナツの穴はいくらで売れるのか」は,経済学の立場から論じています。ドーナツの穴の生地部分を「副生産物」としてドーナツ本体とは別の商品にして,利益をあげる方法やドーナツの甘さをどの程度に設定するかで,顧客の獲得数が変わること,あえて多数の顧客ではなく少数のニッチな客に向けて商品を作り価格競争に巻き込まれる可能性を減らす戦略等,普段は触れることの少ない経営者の考えを知ることができます。 巻末には,「「ドーナツの穴」を学ぶ人のための必読書」の図書リストを掲載しています。 請求記号:【041/117シ】 (調査情報課 松本) |
子供・青少年向けお薦め本
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