オススメ本『コンビニ断ち脱スマホ:便利さはほどほどで』(第277回)

○タイトル:『コンビニ断ち脱スマホ:便利さはほどほどで』
○著  者:黒沢 大陸/著
○出 版 者:コモンズ  2020(令和2)年
○内  容:
 多い日は1日に数回コンビニに立ち寄るようなコンビニのヘビーユーザーだった著者は、「便利すぎる世の中」が常識となっていることに疑問を感じたことをきっかけに、「コンビニ断ち」を始めた。「コンビニ断ち」は3年経っても継続中で、「それほど困らない」し、むしろ「健康にも財布にも利点がある」という。
 一方、スマートフォン(以下、「スマホ」という。)は仕事をしている限り完全に手放すのは困難なため、可能な限り生活から排除する「脱スマホ依存」を試みる。
 本書は、コンビニやスマホを使わない生活、代替手段の模索、また,その過程で発見したことなど、現代の便利すぎる生活からの脱却体験記となっている。
 「コンビニ断ち脱スマホ」の難易度は、ライフスタイルにより異なると思われるが、本書を読めば、便利すぎる生活からの自分なりの脱却を試してみたくなる。

○請求記号:【365/120ク】

(調査情報課 櫻井)