毎週水曜日に広島県立図書館の職員が,お薦めの本を紹介します。

職員からのお薦め本

○タイトル:『地図の物語:人類は地図で何を伝えようとしてきたのか』
○著  者:アン・ルーニー/著,高作自子/訳,井田仁康/日本語版監修
○出 版 者:日経ナショナルジオグラフィック社  2016(平成28)年
○内  容:
 読めない地図を眺めてみませんか。
 世界の色々な地域,場所,時代の地図を集めた一冊。現代とは,書き方のルールも目的も違う地図が,説明文と共にカラー写真で紹介されています。神話と地続きになった地図を楽しむもよし,昔のヨーロッパ人が描いたアメリカ大陸の大きさを比べてみるもよし,一体「地図」とは何者なのかと定義を考え直すもよし…楽しみ方が何通りもあります。
 私のお勧め地図は,ルバ王国(現コンゴ民主共和国)の「ルカサ」。現在でもルバ人の通過儀礼で用いられているそうですが,読めるかどうか,ぜひ,試して貰いたいです。たくさんのビーズが使われているルカサは,地図ではなく芸術品に見えます。

○請求記号:【448.9/116ル/】
 (調査情報課 松本)
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