毎週水曜日に広島県立図書館の職員が,お薦めの本を紹介します。

職員からのお薦め本

○タイトル:『雑学の冒険:国会図書館にない100冊の本』
○著  者:礫川 全次/著
○出 版 者:批評社  2016(平成28)年
○内  容:

 「国立国会図書館は,国会に属する日本で唯一の国立図書館です。」と聞いて,次に気になるのはどんな本があるのかということですが,
この本の著者が注目したのはその逆,「国会図書館にない本」です。
 著者の蔵書を中心に100冊を選び,私家版・非売品など,戦後占領期の出版物,といった分類ごとに紹介しています。
聞き馴染みのない本がずらりと並んでいますが,著者に言わせると「「自己主張」が強い」,「オーラのようなものを発して」いる
という共通点があるようで,たしかに,個性的なタイトルが多く,実物を見てみたくなる本ばかりです。
 ちなみに,紹介された100冊のうち1冊だけですが,ありました。「国会図書館になくて広島県立図書館にある本」。
p.193-194掲載の『ワーキング・フォー・ザ・ジャパニーズ』です。国会図書館にない本の「自己主張」と「オーラのようなもの」は,
ぜひこの本で実際に確かめてみてください。

    
○請求記号:【020.4/116コ】

 (調査情報課 茅野)


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