職員からのお薦め本(12月1日)
○タイトル:『やさいのおなか』
○著 者:きうちかつ/さく・え
○出 版 者:福音館書店 1984(昭和59)年
○内 容:
『やさいのおなか』といえば,「これ なあに」で始まり,ページをめくると野菜の断面(おなか)が描かれている,読み聞かせでも定番の絵本です。
今回,お馴染みのハードカバーではなく,あえて年季の入ったペーパーバック版を御紹介します。というのも,『こどもの図書館』(児童図書館研究会)2021.11月号に,『やさいのおなか』についての秘密が書かれた記事があり,私自身が驚いたからです。
実は,ハードカバーにはない「オクラ」が,ペーパーバック版には描かれていました。ハードカバー化されるとき,オクラが消えているのです。裏表紙に描かれたオクラも消えて,構成が変わっていますので,見比べてみてはいかがでしょうか。
なお,『こどもの図書館』の記事によると,オクラが無くなった理由について作者のきうちさんに尋ねたところ,「オクラだからお蔵入りに」とはぐらかされたということです。
○請求記号:【E/キ】
(事業課 平田)