広島県出身で,国語教科書「くじらぐも」の挿絵をはじめ,“子どもの世界”を描き続けた柿本幸造(かきもと・こうぞう)の絵本画集が入りました。
[新着案内]
『ひだまりをつくるひと:柿本幸造絵本画集』
柿本幸造/絵 学研教育出版 2015【H72/カキコ115ア】
「どんくまさん」シリーズや,『どうぞのいす』など,あたたかみのある作風で知られる柿本幸造。本書では,彼の代表的な絵本原画や,子ども向けの本を手掛けるきっかけとなった月刊絵本『よいこのくに』の挿絵を多数収録。インタビューやエッセイ,アトリエ風景なども掲載されており,柿本幸造の人柄や仕事への姿勢を知ることができる貴重な本。
郷土資料コーナーには,広島県に関係する子ども向けの絵本や読み物があります。その中から一部御紹介します。
[他にも…]
『うさぎじまのうさぎちゃん』
福田幸広/しゃしん ゆうきえつこ/ぶん 小学館 2014【H48/フクユ114ア】
うさぎ島(大久野島)で撮影された写真で構成された絵本。外の世界に興味深々なあかちゃんうさぎ達と,子どもたちを心配するおかあさんうさぎの様子をユーモラスに写し出している。
『広島の童話』
日本児童文学者協会『県別ふるさと童話館』編集委員会/ 編集 リブリオ出版 2000【H97/ニホン100ア】
旧国鉄宇品線が廃止後「花の道」に生まれ変わった「花のほほえむ道」(梅原賢二)や,倉橋島を舞台にした「はいしゃ先生の土曜日」(山本玲子)など,広島の風土や歴史から生まれた物語を収録した童話集。
『えみき爺さん丘にのぼる』
もりしままりこ/文,はらみちを/画 のぞみが丘運営協議会/監修 NPOアースランドフォトネットワーク 2006【H97/モリマ106ア】
広島県の小さな村がダムになる話を題材にした絵本。村人から「えみき 爺さん」と親しみを込めて呼ばれる大きなエノキが,村人とともに新しい土地に移り住むまでを描いています。
※【 】は,広島県立図書館の請求記号です。