新着参考図書案内(平成30年2月):教育に関する事典

☆新着ピックアップ
『教育思想事典[増補改訂版]』教育思想史学会/編,頸草書房,2017【R371/117キ】
教育に関する事項や概念,教育の思想に関わる人物(ルソー,ペスタロッチ,福沢諭吉など)を選び,それぞれに言葉の意味やその成り立ち,歴史的展開,現代への影響などを詳しく解説している。各項目には主要な参考文献が記載されており,更に学びたい人の手掛かりとなる。

☆いろいろあります<教育の事典(辞典)>
「教育」と一言でいってもその領域は広範囲にわたり,教育の何について知りたいのかによって,資料の選び方にも工夫が必要になります。当館が所蔵する教育に関する各種事典類の中から,基本的な情報を得られる事典を中心に紹介します。

●まずはこれから調べてみる
『新教育学大事典』(全8巻)細谷俊夫/[ほか]編,第一法規出版,1990【R370.3/90ホ/1~8】
教育に関する各領域(教育哲学,教育史,教育社会学,教科教育,教育制度など)から2,630の事項・人名を選び,事項については概念,歴史的動向,課題等を解説し,各項目に参考文献を掲載している。第7巻「資料編」には,明治から昭和までの間の日本の教育関係法令,各種審議会の答申,学習指導要領及び外国の教育法令や教育制度等を収録。第8巻には教育に関する統計や年表,事項及び人名別の索引がある。

『現代学校教育大事典[新版]』(全7巻)安彦忠彦/[ほか]編集,ぎょうせい,2002【R370.3/102ア/1~7】
学校教育にかかわる事項を中心としつつ,広く教育に関する用語・事項を対象とし,教育者や教育に関する基本図書も収録し,解説している。

●教育の現在を調べる
『学校教育辞典[第3版]』今野喜清/[ほか]編,教育出版,2014【R370.3/114コ】
「グローバルな視点」,「IT化」をキーワードとする今の教育界を反映した事項を収録し,解説も現在の動向を踏まえた記述となっている。

『比較教育学事典』日本比較教育学会/編,東信堂,2012【R373.1/112ニ】
世界のさまざまな国や地方あるいは文化圏の教育について,それぞれの特徴を明らかにし,教育の改革や開発に役立てる比較教育学に関する事項を収録している。各国の教育制度の理解に役立つ。

※ 海外の現在の教育事情を知るには,文部科学省発行の『諸外国の教育動向』【R372/シヨ2/ 】(年刊,2007年度版から所蔵)が参考になります。

●教育関係の人物を調べる
『教育人名事典』理想社,1962【R370.3/Ky442】
世界の著名な教育者を対象としているが,日本の教育者は近現代に活動した人物を多く収録している。各人物については,単なる経歴だけでなく,思想や活動の内容及びその歴史的意義を解説している。

『図説教育人物事典:日本教育史のなかの教育者群像 上・中・下』唐沢富太郎/編著,ぎょうせい,1984【R372.1/84カ/1~3】
第二次世界大戦以前に活躍した日本の教育者(教育の近代化に尽くした外国人も含む)を対象とし,分野別に26の章に分け,それぞれの分野において功績のあった人物を収録している。各人物の記述の最後には参考文献が記されている。出生都道府県別の総索引があり,郷土ゆかりの人物を探すこともできる。

●こんな調べ方も
『教育名言辞典』寺崎昌男/編,東京書籍,1999【R370.3/99テ】
教育に関する古今東西の「名言」を収録し,それぞれの名言の解釈と出典を明示するとともに,意味や背景を解説している。

※ 【 】内は,当館の請求記号です。

☆ 新着参考図書の一覧は,当館ホームページに掲載しています。
広島県立図書館ホームページ>資料紹介>新着資料一覧
※ ページ左側の「新着資料一覧」から「参考図書」をクリックすると,一覧が表示されます。
※ タイトルをクリックして資料詳細画面を開くと,「内容紹介」があります。
※ 掲載期間は利用が可能となった日から約1か月で,随時新しい情報に更新しています。

◎PDFファイルはこちら ⇒ 新着参考図書紹介(平成30年2月):教育に関する事典.pdf