○タイトル:『蘇るサバ缶:震災と希望と人情商店街』
○著 者:須田泰成/著
○出 版 者:廣済堂出版 2018(平成30)年
○内 容:世間は空前の「サバ缶」ブームらしいですが,この本で紹介されている「サバ缶」は,東日本大震災の時のお話です。
宮城県石巻市に工場があった木の屋石巻水産の缶詰工場は,東日本大震災で津波により壊滅的被害を受けました。救援物資の到着がままならないなか,工場跡地から泥まみれになった大量の缶詰が見付かりました。震災前から木の屋石巻水産と交流があった筆者は,泥まみれの缶詰を一つ一つ丁寧に洗い,売ることで支援につなげる活動を開始します。
「希望の缶詰」としてメディアに取り上げられ,記憶している方も多いかもしれません。さて,その後どうなったのか?本当の支援とは,復興とは何なのか。ぜひ「サバ缶」と一緒に御賞味あれ!
○請求記号:【369.3/118ス】
(調査情報課 野村)