職員からのお薦め本(11月10日)
○タイトル:『お蚕さんから糸と綿と』
○著者:大西 暢夫/著
○出版者:アリス館 2020(令和2)年
○内容:
大河ドラマ「青天を衝け」のクライマックスが近づいています。このドラマにハマった私が渋沢栄一ロスに備えてお薦めするのが,こちらの絵本です。
滋賀県と岐阜県にまたがる集落で,今でも唯一お蚕さんを育てている西村さんを取材し,お蚕さんの赤ちゃんが成長し,繭になる姿,繭を乾燥させ糸や綿にする作業の様子を写真にとらえています。
ムシャムシャと音をたてて桑の葉を食べたり,大きくなって,のびをしたりするお蚕さんは愛らしく,西村さんは優しい表情でお世話をしています。
古来から日本の主要産業であり,明治維新以降も資本主義の成長を支えた養蚕業。その力になった人々にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
○請求記号:【630/オ】
(事業課 廣瀬)