○タイトル:『メアリー・アニングの冒険:恐竜学をひらいた女化石屋』
○著 者:吉川惣司/著,矢島道子/著 朝日新聞社 2003(平成15)年
○内 容:メアリー・アニングは,1823年に世界で初めて首長竜の化石を発見した女性です。この発見は,イギリスの初期地質学に大きな影響を与えました。
しかし,メアリーは「労働者階級で,地方人」であったため公式記録はほとんど残っていません。メアリーについての本格的な研究が始まったのは,20世紀になってからです。あとがきでは,著者が「世界初のメアリー評伝」となる本書を完成させるまでの道のりを明かしています。メアリー・アニングを紹介した絵本『化石をみつけた少女』(2001,評論社)や児童書『海辺の宝もの』(2012,あすなろ書房)も読み応えがあります。
○請求記号:【289/アニ103】