職員からのお薦め本(4月21日)
○タイトル:『47都道府県・商店街百科』
○著 者:正木久仁,杉山伸一/編著
○出 版 者:丸善出版 2019(令和元)年
○内 容:
買い物をしに商店街に出かけると,立ち並ぶ店がいつの間にか変わっていたり,閉店していることも珍しくありません。
近年空き店舗が多いシャッター通りになってしまう商店街がある一方で,若手経営者による個性的な店舗が増えたことで賑わいを取り戻した地域もあります。
一口に商店街と言っても,魅力は様々。地域性が豊かで,いろんな見どころがあることに気づかされます。
本書は全国各地の「行ってみたい商店街」を約200選び,その成り立ちや特色を解説しています。広島県内では,県北部の三次市で1.4kmにわたって古い商家が残る商店街の街並みを活かし,景観整備に取り組んだことで,鵜飼やワイナリーとともに市内の観光資源になった事例が紹介されています。
各県の行ってみたい商店街の魅力以外にも,商店街のタイプや立地・組織など歴史と現状も紹介されており,経済やまちづくりについても考えさせられる本です。
○請求記号:【672.1/119マ】
(調査情報課 松井)