職員からのお薦め本(8月25日)
○タイトル:『あしたの南極学:極地観測から考える人類と自然の未来』
○著 者:神沼 克伊/著
○出 版 者:青土社 2020(令和2)年
○内 容:
日本の南極観測は1956年に始まり,2021年11月には第63次観測隊の出発が予定されています。
越冬生活も含めて通算5年近く南極で生活した著者が,当時の出来事を振り返り,将来に向けて「南極は今後どうなるのか,どうすべきか」について述べています。
著者は「南極学」という言葉を初めて使ったそうです。それは,南極観測が単なる自然環境の解明だけではなく,参加各国の国民性といった人間活動を含めた総合科学だと考えたからだということです。
写真の掲載もあり,クレバスに落ちた大型雪上車や,生息する動物の写真は,現地の様子をよく伝えています。
○請求記号:【402.9/120カ】
(資料課 中原)