職員からのお薦め本(2月17日)

職員からのお薦め本

○タイトル:『闇の美術史:カラヴァッジョの水脈
○著  者:宮下規久朗/著
○出 版 者:岩波書店 2016(平成28)年
○内  容:
 絵画や彫刻を目の前にしたとき,私たちが感じる印象は,作品によりさまざまです。明るく柔らかい色にあふれているもの,動乱や物語の一瞬を切り取った緊張の瞬間,そして,静謐さと神聖さをも感じさせる闇と光の明暗。
 16世紀イタリアの画家,カラヴァッジョは,光と影による空間の描写や演出の技術を高めました。
 この本では,古代から中世における光と闇の表現について示し,それらを高めたカラヴァッジョの生涯と,その画風がレンブラント,フェルメール,ラ・トゥールといった他の画家にも多大な影響を与えたことが述べられています。
 現代において,真っ暗な闇を見つけるのはなかなか困難なこととなっています。しかし,かつての人たちが楽しむことを知っていた闇の魅力を,この本が紹介している美術作品を通して味わってみるのはいかがでしょうか。

○請求記号:【702/116ミ】
(資料課 貞森)


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