オススメ本『眠れる美しい生き物』(第284回)
○タイトル:『眠れる美しい生き物』
○著 者:関口 雄祐/著
○出 版 者:エクスナレッジ 2019(平成30)年
○内 容:
生き物たちは,どのような場所で,どんな姿勢で,どのくらいの時間眠っているのか,考えたことはありますか?
この本では,91の生き物の眠る姿の写真が,コラムとともに紹介されています。
眠っている間も笹を消化し続けているパンダ,昼間は枝に擬態して辺りを警戒しながら眠るタチヨタカ,狩りに使うエネルギーを温存するために一日中寝ているネコ。コウモリがぶら下がって眠るのは,足に特殊な腱(けん)を持っており,一番楽な体勢だからだそう。ほかにも,垂直姿勢で眠るマッコウクジラや,目を開けたまま眠ることができるウシガエルなど。
近年の研究で,いつもふわふわ漂っているクラゲにも睡眠があることが分かってきたそうです。
生き物たちが眠る姿を眺めていると,思わず,こちらも眠気を誘われます。
○請求記号:【481.3/119セ】
(事業課 貞森)