職員からのお薦め本(6月27日)

職員からのお薦め本

○タイトル:『アンマーとぼくら』
〇著  者:有川浩/著
○出版者:講談社 2016(平成28)年
○内  容 
 「アンマー」とは,沖縄の方言で「お母さん」を指す言葉です。
 主人公のリョウは小学四年生の時に,母を病気で亡くし,中学二年生で父を事故で亡くしました。父の再婚相手である育ての母への親孝行のつもりで,三日間を実家のある沖縄で過ごしながら,母と一緒に観光地を巡ります。母が行きたがるのは,子供のころ,亡き父と三人で訪れた思い出の場所ばかり。
 父の再婚をなかなか受入らずに母を傷つけたこと,自由奔放で周りを困らせてばかりいた,まるで子どものような父親のこと,ようやく「家族」になった三人で過ごした時間のことなど,子供のころの記憶が次々に蘇ってきます。
 読み終わった後は,親孝行したくなりました。
 斎場御嶽や万座毛など,有名な観光地がたくさん登場します。沖縄が好きな方にもおすすめです。

〇請求記号:【F/アヒ116】

調査情報課 山田


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