〇タイトル:『辺境メシ:ヤバそうだから食べてみた』
〇著 者:高野 秀行/著
〇出 版 者:文藝春秋 2018(平成30)年
〇内 容:
ムカデの姿揚げ,サルの脳味噌の酒,ネズミの串焼き,ヒキガエルジュースなど,世界の辺境を三十年以上旅した著者が遭遇した「ヘンな食べもの」についての体験記です。口にするのは危険ではないのかと思うような食材が料理に使われており,著者の高野さんも毎回最初は驚くのですが,「現地の人が食べているのを見ると一緒に食べずにはいられない。食べてしまえば意外に美味いことが多い」と普通に食べられるようになるそうです。
メソポタミアの古代粘土板せんべいや口嚙み酒など古代の長い歴史を持つ食べ物についても綴られています。
人によってはグロテスクと感じる内容もあるのですが,目次の項目タイトルに食材の名前が記載されているので,読みたい文章だけ選んで読むことができます。
日本編では広島県三次市のワニ(サメ)料理が,美味しそうに食べられています。
請求記号:【383.8/118タ】
(事業課 中森)