職員からのお薦め本(10月7日)
職員からのお薦め本○タイトル:『本を読む人のための書体入門』
○著 者:正木香子/著 ○出 版 者:星海社 2013(平成25)年 ○内 容: 「突然ですが,”この”文字の書体の名前を知っていますか?」 本をよく読む人でも,この問いかけにすらすらと答えられる人はそう多くないのではないでしょうか。この本は,自称「文字食(もじしょく)」(言葉を味わう人)の著者による,書体入門書です。 小説やテレビなどで使われる活字から,人の手書き文字まで,様々な書体が登場します。例えば,心霊・怪奇現象扱う漫画などでよく見かけるホラー書体。これは,淡古印(たんこいん)と呼ばれる書体ですが,実は,最初からこうした用途で作られたわけではありませんでした。それでは,私たちはいつから,淡古印に恐怖感やおどろおどろしい雰囲気を感じるようになったのでしょうか。これには,あの国民的漫画が大きく関わっています。 「活字なんてどれも同じ」と思っている人は,ぜひパラパラとページをめくってみてください。自分の好きな本で使われている書体や,今読んでいるこの書体が何なのか,気にせずにはいられなくなるはずです。 請求記号:【S749.4/113マ】 (調査情報課 茅野) |
子供・青少年向けお薦め本
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