○タイトル:『たまちゃんのおつかい便』
○著 者:森沢明夫/著 実業之日本社 2016(平成28)年
○内 容:20歳の珠美は,大学を辞めて過疎化と高齢化が進む地元の町で起業するため,実家に戻ってきます。珠美は,自分で買い物に行くことが難しい「買い物弱者」のために,車で巡回する移動販売「たまちゃんのおつかい便」を始めようと奮闘します。「人生にあんのは『成功』と『学び』だけ」「やりてえことをやんねえ人生なんてつまんねえべ?」と,珠美の挑戦を明るく見守る父親をはじめ,周囲の人々が温かく描かれています。多くの映像化作品がある著者は,移動販売で「おつかい便」を起業した若い女性のニュースをテレビで見て,その女性に密着取材をし,この小説を書いたそうです。
○請求記号:【F/モア116】