○タイトル:『目でみる漢字』
○著 者:おかべ たかし/文,山出 高士/写真
○出 版 者:東京書籍 2015(平成27)年
○内 容:
タイトルには,「写真に収めた漢字の姿をみてみよう」という企画意図が込められており,「漢字」と「漢字のもとになったもの」の写真が紹介されています。
表紙の「バラバラになった「カニ」」の写真は,「蟹」という漢字を表現しています。「蟹」の上部に「解」が入っているのは,カニが分解しやすいことに由来するのだそうです。
この他にも,本書内には様々な漢字が登場します。例えば,「主」という漢字は,「火がともったロウソク」を象っています。火が貴重だった時代に,火を管理していたのが家の主人だったということからきているのだそうです。
写真だけ,漢字だけを見ただけでは何を表しているのかわかりませんが,それぞれを比べることでその形に見えてくるところが,とても面白いです。
漢字が好きな人にも,苦手な人にもお薦めの1冊です。
請求記号:【821.2/115オ】
(事業課 畑中)