職員からのお薦め本(7月11日)

職員からのお薦め本

○タイトル:『「あ」は「い」より大きい!? :音象徴(おんしょうちょう)で学ぶ音声学入門』
○著  者:川原 繁人/著
○出 版 者:ひつじ書房  2017(平成29)年      
○内  容:
 怪獣の「ゴジラ」は,なぜ「ゴジラ」と名付けられたのでしょうか。濁点を取った「コシラ」という名前にすることもできたはずです。しかし,濁点が付いた「ゴジラ」は強くて重厚そうな印象の一方,濁点を取ってしまった「コシラ」では,小さくて薄っぺらいような印象になってしまいませんか。
 「濁点が付くとこういう印象を受ける」「濁点を取るとこういう印象を受ける」といった風に,言葉に含まれる音が,そのものへのイメージに影響してくるということは,みなさんも日頃感じることがあるのではないでしょうか。これは,音象徴と言われるものによるもので,本書ではこの音象徴を中心に,音声学について分かりやすく解説しています。
 表題の,「あ」は「い」より大きいのかどうかについても,音声学の観点から,分かりやすく丁寧に考察されています。
○請求記号:【801.1/117カ】 
   
(資料課 永禮)

※バックナンバーをご覧になりたいときは,右下の「1件」を「100件」に変更してください。

子供・青少年向けお薦め本

子供・青少年向けお薦め本はこちら