○タイトル:『本朝甲冑奇談』
○著 者:東郷 隆 /著
○出版社:文藝春秋 2012(平成24)年
○内 容:甲冑は,自己の権威や手腕を誇示するため,人材と費用を惜しまず飾り立てられ造られる大変重要な武具でした。本書は戦国から幕末にかけて登場する甲冑と,それに関わる人物たちの短編集です。各編が独立しているのでお好きなところから読めます。「角栄螺」では吝嗇家として有名な岡左内が主人公ですが,知られている人物像とはまた別の一面が鮮やかに描写されています。
また「金時よろい」は長州征討,芸州口の戦いを題材としており,現在の広島県大竹市がその舞台として登場します。
○請求記号:【F/トリ112】
(資料課 中森)
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