〇タイトル:『四月一日(わたぬき)さんは代筆屋』
〇著 者:桜川ヒロ/著
〇出 版 者:宝島社 2018(平成30)年
〇内 容:今回紹介する小説の主人公は,広島県熊野町にある代筆屋を営む四月一日(わたぬき)さん。ここには,両親にあてた結婚式の手紙や,近所に住むお姉さんへのラブレター,会ったことのない孫への入学祝いなど,思いをどのように伝えたら良いか悩む人々が訪れます。四月一日(わたぬき)さんは,人々の思いに寄り添い,言葉にできない思いをくみ取って,まるで魔法のように素敵な手紙で,気持ちを伝える後押しをするのです。
「手紙のいいところは相手の顔が見えないところだと思うんだ」と語る四月一日(わたぬき)さん。そんな彼には,ある秘密があったのでした…。
連休に帰省ができず,友達ともなかなか会えないという,少し寂しい時期が続いています。“相手の顔が見えない”今,この本を読んで,大切な人に手紙を書いてみるのはいかがですか?
請求記号:【H97/サクヒ118ア】
(調査情報課 妹尾)