オススメ本『まほうの夏』(第293回)

〇タイトル:『まほうの夏

〇著  者:藤原一枝・はたこうしろう/作,はたこうしろう/絵

〇出 版 者:岩崎書店 2002(平成14)年

〇内   容:思い切り夏を楽しんでいる子供たちの笑顔がまぶしい絵本です。
都会に住んでいるぼくとおとうとの夏休みは,お父さんもお母さんもお仕事で,退屈な毎日。そんな2人のところへ田舎のおじさんから「遊びにおいで。」と嬉しい手紙が届きます。
田舎では,都会で見たことのない大きなオニヤンマをつかまえたり海では無制限に泳げたり,おじさんと釣りに出かければ,イワシを200匹も釣っちゃったりと楽しいことがたくさん!
時には,川に落ちたりヤブカにさされたりで,「ぐちゅぐちゅのボコボコのどろどろ」になってすぐにへとへとになってしまったり・・・。
子育て中の私は,読んでいて自然と戯れる子供達とそれを見守る大人の大らかさがうらやましくなりました。
絵本作家のはたこうしろうさんと小児科医の藤原一枝さんが,子供本来の愛らしさを巧みに描いています。

〇請求記号:【E/フ】

(資料課 西田)