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南薫造(みなみくんぞう)が描いたモルトン村の場所

 広島県出身の画家・南薫造は,明治末から大正・昭和の初期にかけて穏やかで温かい作風で親しまれ,画壇の中心で活躍しました。イギリス留学時代にモルトン村を描いた作品が広島県立美術館に所蔵されており,そのモルトン村の場所を知りたいという質問がありました。
 まず,南薫造に関する資料を調査しました。『南薫造展:イギリス留学時代を中心に』には,「南薫造 英国関連地図」があり,略図ではありましたが,モルトン村の場所が記載されていました。また,他の関連資料でも,南薫造は,オックスフォードシャー[オックスフォード州](資料によっては,バークシャ州という記述もあり)のノースモルトン村に滞在し,絵を描いていたことが分かりました。
 次に,モルトンという地名について『イギリス歴史地名辞典 歴史地名篇』を調べたところ,索引に「モルトン」はありませんでしたが,「モウルトン」(「Moulton」,「Molton」),「モートン」(「Moreton」,「Morton」)など,類似の地名がありました。「モートン」の解説には,「ありふれた地名」とあり,該当のモルトン村に関する詳細は分かりませんでした。
 最後に,地図で場所を確認しようと思い,『Great Britain road atlas』を見ました。索引に「North Moreton」があり,掲載頁を確認したところ,「Oxfordshire」[オックスフォードシャー]内にある地域で,「Berkshire」[バークシャー]との境界に近いところでした。

 今回御紹介したレファレンス事例は,国立国会図書館レファレンス協同データベースで詳しく紹介しています。

http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000230261